#商標出願の方法・費用
公開日:
2026/05/11
更新日:
2026.06.30

2025年6月に、AIを活用した商標登録について以下の報道がありました。
商標は商品やサービスに使う文字やマークなどを指す。商標法の目的は創作物を守ることではなく、円滑な経済活動を保護することにあるため、AIを利用して作成した商標であるか否かにかかわらず現行制度で登録ができると判断した。
AIで作成したロゴでもOKとなると、重要なのがどの生成AIを使うか、です。無料 or 有料、商用利用の可否、クオリティのコントロールやデザインテイスト・フォントの指定のしやすさなどが判断基準になってくるでしょう。
本記事では、その条件を満たす7つのAIロゴ生成サービスを厳選し、料金・ファイル形式・商用利用条件・向いているユースケースまでまとめて紹介します。
GVA 商標登録ならロゴを含む画像商標の出願書類作成にも対応。作成したロゴをの出願書類を自分で作成し、リーズナブルな費用で出願できます

⚠️ 本記事はロゴ作成ツールの紹介を目的としており、商標出願に関する法的アドバイスを行うものではありません。出願手続きは弁理士等の専門家にご相談ください。また、プランや料金の最新情報は各サービスのサイトをご確認ください。
なお、生成AIで作成した商標だからこそ、取扱いには注意が必要ともいえます。本記事と合わせて以下の記事もご参考ください。
記事リンク:生成AIで作成した商標の取り扱いと注意点
AIに限らず、ツールを利用して作成したロゴ(図形)商標の出願にはいくつかの注意点があります。以下を確認しておきましょう。
① 識別力があること
登録には他社ブランドと混同されない独自性が必要。類似する領域の他社商標を確認し、カスタマイズを加えて独自性を高めることも必要。
② ベクターデータで保存すること
印刷物への展開など登録後も商標を活用するにはSVGまたはEPS形式が必要。PNGやJPEGしか出力できないサービスは実務には不向きです。
③ ツールの商用ライセンスを確認すること
無料プランでは商用利用が制限されるケースが多い。出願前に利用規約を必ず確認しましょう。

※料金は2026年5月時点のものです。最新情報は各サービスのサイトをご確認ください。
https://www.anthropic.com/news/claude-design-anthropic-labs
2026年4月リリースされたAnthropic Labsが提供する総合AIデザインツールで、テキスト指示だけでロゴ・スライド・ブランドアセットを生成できます。ロゴ専用ではなく「デザイン全般をAIと共同制作する」既存のサブスク利用内に含まれますがまだリサーチプレビュー段階です。
無料プラン:なし
有料プランPro $20/月〜(Claudeのサブスク内に含まれる)
商用利用:Pro以上で可
出力形式:PDF・PPTX・HTML・Canva連携(SVG/EPS直接出力は現時点で非対応)
特徴と向いているユースケース
日本語UI、プロンプトに対応。ブランドガイドラインのアップロードで以降の生成物に統一したブランドが反映でき、Claude CodeやCanvaとの連携で制作から実装までワークフローが組めます。すでにClaude Proを契約していれば追加費用なしで使えるのと、ロゴ以外のブランドアセットもまとめて作る場合などに最適です。
広く普及しているグラフィックデザインプラットフォームで、AIロゴ生成機能でプロンプトからロゴを生成後、エディタで自由にカスタマイズできます。
無料プラン:あり(PNG・JPG・PDFダウンロード可)
有料プラン:Pro $15/月〜
商用利用:無料は条件付き可、Pro以上で完全商用利用可
出力形式:無料:PNG・JPG・PDF/Pro:SVG・PNG(透過)追加
特徴と向いているユースケース
日本語UIで多数の日本語フォントに対応し、SNS自動リサイズ・ブランドキット・共同編集など周辺機能も充実。商標出願する場合はProプランでのSVG出力と完全商用ライセンス利用も可能です。もともとサービスを使っている方や、日本語UIで安心して操作したい方、ロゴ以外のブランドアセットも一元管理したい場合に向いています。
カナダ発のAIロゴ特化型プラットフォーム。業種・スタイル・カラーの好みを入力するとロゴ候補を自動生成できます。グローバルで利用実績のある信頼性と、買い切り形式の柔軟な料金体系にも対応しています。
無料プラン:生成・プレビューのみ(ダウンロード不可)
有料プラン:Logo Premium $65(買い切り)、Brand Kit $96/年
商用利用:Logo Premium($65)以上で完全商用利用可・完全所有権付き
出力形式:SVG・EPS・PDF・PNG(透過背景・カラーバリエーション・モノクロ版含む)
特徴と向いているユースケース
UIは英語のみですが、購入後も無制限でロゴを編集・再ダウンロードできます。商標出願に必要なSVG・EPSが揃ったファイルセットを買い切りで入手したい方、AIに多数の候補を出させて選ぶような使い方に向いています。
ロゴデザインのプロが設計した専用データセットでトレーニングされたAI特化プラットフォームです。最初からベクター形式としてロゴを作成する点が他サービスとの大きな違いです。
無料プラン:あり(透かしあり・商用利用不可)
有料プラン:Basic $29/月〜(年払い割引あり)
商用利用:有料プランで完全商用利用可
出力形式:SVG・PNG(透過背景)
特徴と向いているユースケース
UIは英語のみ。著作権侵害リスクのあるデータを学習に使用していないと記載あり。「AIっぽく見えないオリジナリティ」「とにかく品質の高いロゴ」を求める方、高品質なSVGが欲しい中級者に向いているといえます。
https://www.adobe.com/express/
AdobeのAIエンジン「Firefly」搭載のクイックデザインツール。IllustratorやPhotoshopとのシームレスな連携が最大の強みで、AI生成したロゴをIllustratorで仕上げる「ハイブリッドワークフロー」を実現できます。
無料プラン:あり(月25クレジット・限定テンプレート)
有料プラン:Premium $9.99/月〜、Creative Cloud $54.99/月〜
商用利用:Firefly生成コンテンツは無料プランでも商用可、プレミアム素材はPremium以上が必要
出力形式:PNG・PDF・SVG(Premium)・JPG
特徴と向いているユースケース
Adobe Fireflyは学習データの著作権安全性が業界最高水準と評価されており、IP(知的財産)リスク防止に強みがあります。Adobe製品であるため日本語サポートも充実。著作権・IPリスクを最小化したい方、Creative Cloud契約者(追加費用なし)、IllustratorでSVG・EPSに仕上げたい中〜上級者など、既存のAdobe製品との親和性を求める方に向いています。
世界最大級(35万点以上)のロゴテンプレートライブラリを持ち、無料プランでも全ロゴに世界規模の商用ライセンスが付与されている点が最大の特徴です。テンプレートはデザイナーが作成後、AIがユーザーのブランドに合わせてカスタマイズする方式となっています。
無料プラン:あり(ベクターファイル含む・商用利用ライセンス付き)
有料プラン:$29.99/月〜(排他的ライセンス等追加可)
商用利用:無料プランから商用利用可
出力形式:SVG・EPS・PDF・PNG・JPG・GIF・MP4 ※7サービス中最多
特徴と向いているユースケース
UIは英語ですが、なんといっても費用を抑えて試作したい個人事業主やスタートアップ初期の方に最適。必要に応じて商標出願時にブラッシュアップをしたい場合は有料の拡張ライセンスがあるのも安心。
https://www.wix.com/logo/maker
ウェブサイトCMSで知名度の高いWixが提供するAIロゴ生成ツール。ビジネス名・業種・スタイルを数ステップ入力するだけでロゴ候補が生成され、デザイン知識ゼロでも完結できるシンプルな使い方が特徴です。
無料プラン:生成・プレビューのみ(ダウンロード不可)
有料プラン:Basic $20(買い切り)・Professional $50(買い切り)
商用利用:Basic($20)から商用利用可、Professional($50)で完全所有権付き
出力形式:Basic:PNGのみ/Professional:SVG・EPS・PNG・PDF
特徴と向いているユースケース
3〜5分でロゴが完成するシンプルさで、Wixウェブサイトとの連携が強く、ファビコン・ソーシャルアイコンへの自動展開も可能。デザイン知識ゼロで最速でロゴを揃えたい初心者、ロゴとWebサイトを同時に立ち上げたい方に向いています。まずは最低限必要なサービスサイトとロゴを作成して商標登録は後で考えたいという場合にぴったりです。
商標出願を目的としたAIロゴ作成では、SVG/EPS形式での出力と完全商用ライセンスの取得が最低限必要といえます。とにかくコストを抑えるならDesign.comの無料プラン、ベクター形式の品質を求めるならLookaやLogo Diffusionが有力です。日本語UI優先なら日本ユーザーの多いCanva、Adobe系もおすすめ・安心です。
また、AIツールを使うかどうかに限らず、作成したロゴを商標登録する際は、特許庁のJ-PlatPatで類似商標を事前に確認したり、弁理士など専門家への相談なども検討しましょう。

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