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商標登録に関する各種テンプレート...

#商標出願の方法・費用

商標登録に関する各種テンプレートのダウンロード方法 

公開日:

2025/12/09

更新日:

2026.08.04

「商標登録をしていなかったせいで、後から他社に権利を取られてしまい、ビジネス名称の変更を余儀なくされた」 「長年使っていた商品名が、実は他人の商標権を侵害していて警告書が届いた」

こんな話を聞いて「自分もそろそろ商標を考えないと」と危機感を抱きつつも、「弁理士に頼むと費用が高そう」「手続きが難しそうで腰が重い」と、なかなか第一歩を踏み出せない方は非常に多いものです。

商標登録は、専門家に依頼するのが確実ですが、ご自身で手続きを行うことも制度上は可能です。 まずは「どのような書類が必要なのか」「自分でも書けそうな内容なのか」を把握するために、実際の書式(テンプレート)を見てみることから始めてみてはいかがでしょうか。 

本記事では、商標登録を検討し始めた個人事業主や中小企業の経営者向けに、最も基本となる「出願」の書類から、権利を維持するための「更新」書類など、各種テンプレートの入手方法と基礎知識を解説します。

商標は自分で書類を作成して出願することが可能

商標登録出願の手続きは、特許事務所の弁理士に依頼するのが一般的ですが、法律上、出願人本人(個人事業主や会社の代表者・従業員)が自ら手続きを行うこと(本人出願)も認められています。

自分で出願するメリットとデメリット

最大のメリットは「コスト」です。弁理士に依頼した場合にかかる手数料(数万円〜十数万円程度)を節約でき、特許庁に支払う特許印紙代のみで済みます。 一方で、デメリットは「手間」と「リスク」です。専門的な知識がないまま出願すると、書類の不備で補正を求められたり、そもそも登録できない商標を出願してしまい費用が無駄になったりする可能性があります。

しかし、「まずは自分でできるか確認したい」「とりあえず書類を作ってみて、難しそうなら専門家に相談しよう」というスタンスで、テンプレートをダウンロードして下書きを作成してみること自体には、何のリスクもありません。

「書面出願」と「オンライン出願」

自分で出願する場合、方法は大きく分けて2つあります。

  1. オンライン出願(電子出願) 専用のソフトウェアと電子証明書(マイナンバーカード等)が必要です。準備に手間と初期投資がかかるため、一度きりの出願であればハードルが高いかもしれません。

  2. 書面出願(郵送または窓口) 紙の書類をPCで作成し、特許庁へ提出する方法です。 書面で提出する場合、特許庁側でデータ化するための「電子化手数料(1件につき2,400円+枚数×800円程度)」が別途必要になりますが、特別なソフトや機器の準備が不要なため、初心者や単発での出願であればこちらが手っ取り早いでしょう。

本記事では、この「書面出願」ですぐに使えるテンプレートを中心に紹介していきます。 Word形式などのファイルをダウンロードし、ご自身のPCで編集して印刷すれば、そのまま出願書類として機能します。

商標出願書類のテンプレート(商標登録願)

商標登録の手続きにおいて、最初に必要となるのが「商標登録願」です。 これは、「どのような商標(ネーミングやロゴ)」を、「どのような商品・サービス」に使用する権利として登録したいかを特許庁に伝えるための書類です。

テンプレートのダウンロード方法

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が運営する「知的財産相談・支援ポータルサイト」のFAQページにて、最新の様式が公開されています。

FAQページ内の、通常出願>商標、にあるリンクが商標登録願のテンプレートです。それぞれPDF形式Word形式(.doc)でダウンロードできます。

なお、出願書類の記載項目や書き方については以下の記事もご参考ください。

参考リンク:商標登録出願書類の記載項目について解説 

文字商標の場合

上記の出願書類はロゴ(画像)商標の出願に対応していますが、標準文字商標用の出願書類テンプレートも提供されています。

それぞれPDF形式Word形式(.doc)でダウンロードできます。

商標更新時の書類テンプレート(商標権存続期間更新登録申請書)

無事に商標が登録された後も、その権利は永久ではありません。 商標権の存続期間は、原則として登録日から10年間です。 しかし、10年経過後も事業を継続している場合は、更新手続きを行うことで、さらに10年間権利を維持することができます。更新を繰り返せば、半永久的に商標権を持ち続けることが可能です。

更新手続きを忘れてしまうと、せっかく取得した権利が消滅してしまうため、非常に重要な手続きです。

更新期間と費用(5年払いと10年払いの違い)

商標登録料(および更新登録料)の支払いには、2つのパターンがあります。なお、更新は原則、存続期間満了の6ヶ月前~満了日にできます。

  1. 一括納付(10年分) 10年分の費用をまとめて支払う方法です。トータルのコストは最も安くなります。

  2. 分割納付(5年分ずつ) 「とりあえず5年持てばいい」「10年先まで事業が続いているかわからない」という場合に、まずは前半5年分だけを支払う方法です。 後半の5年も権利を維持したい場合は、期限が来る前に追加で後半5年分を支払います。これを忘れると5年で権利が切れます。最初から5年間という期限の指定はできませんが、後半5年分を支払わなければ実質的に5年間となります。

テンプレートのダウンロード方法

更新手続きに必要な書類は「商標権存続期間更新登録申請書」と呼ばれます。 特許庁の公式サイト内、登録申請書の様式一覧からダウンロード可能です。

このページにある「商標権存続期間更新登録申請書」が更新時の書類になります。分割納付の前期用の書類もあり、それぞれ以下のようになっています。

更新用テンプレート利用時の注意

  • 登録番号:商標登録証に記載されている7桁または8桁の番号を正確に記載します。

  • 納付した登録料:特許印紙を貼付して納付します。10年分の一括更新なのか、5年ごとの分割払いなのかによって金額が異なりますので、特許庁の料金表を必ず確認してください。

その他の書類テンプレート

商標登録の手続きでは、出願と更新以外にも、状況に応じて様々な書類が必要になることがあります。

意見書・手続補正書

出願後、特許庁の審査官から「このままでは登録できません」という通知(拒絶理由通知)が届くことがあります。 これに対して反論したり、内容を修正したりする場合に使用するのが意見書や手続補正書です。

  • 意見書:審査官の判断に対して「そうではないので登録を認めてほしい」と反論するための書類

  • 手続補正書:出願書類の記載ミスを直したり、指定商品を削除して審査を通るように修正したりするための書類

これらのテンプレートも、先ほど紹介したINPITのFAQページからダウンロード可能です。
FAQページ内の「意見書」「手続補正書」が該当します。

ただし、これらの書類は、出願や更新書類に比べて「何を書くか(内容の正しさや論理構成)」の難易度が高く、自力でテンプレートを埋めるだけで目的が達成できない可能性も高くなります。これら書類が必要になった段階で、弁理士など専門家への相談を検討するのがおすすめです。

まずはテンプレートをダウンロードしてイメージを掴む

商標登録は、決して「専門家でなければ触れることもできない」わけではありません。 公開されているテンプレートをダウンロードし、自分の事業内容を当てはめてみることで、「意外と自分でも出願できるかもしれない」と感じる方もいれば、「区分の選び方が難しくて不安だ」と気付く方もいるでしょう。

その「気づき」を得るためだけでも、テンプレートを確認する価値は十分にあります。

  1. INPITのサイトから「商標登録願」をダウンロードする

  2. 自分の商標(ロゴや文字)を当てはめてみる

  3. 自分の商品・サービスがどの区分になるか「J-PlatPat」などで検索してみる

まずはこの3ステップです。 もし、「区分がどうしても特定できない」「記載内容がわからない」という場合は、その段階で弁理士に相談するのも賢い方法です。情報収集と現状把握から始めてみましょう。

GVA 商標登録を使って自分で商標出願された事例

福岡食品株式会社 代表取締役 田島様は、GVA 商標登録を利用して、自分で書類を作成して出願をされています。詳しくは以下からご覧ください。

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